
1.ベンメリア遺跡とは?
歴史と建築様式/アンコールワットとの関係
2.まるでラピュタの世界!魅力ポイント3選
1.崩れた石の美しさ
2.ジャングルに包まれた神秘の空間
3.写真映えスポットとしても大人気!
3.ベンメリアへの行き方・アクセス方法
1.シェムリアップ市内からの移動時間と手段
2.現地ツアー利用のメリット
4.観光のベストタイミングと服装のポイント
1.季節・時間帯のおすすめ
2.動きやすい服装や靴の注意点
5.入場料・所要時間・現地情報
1.チケット料金や遺跡内の設備
2. 所要時間の目安
3. 現地の施設・設備
6.ベンメリア観光の注意点
1.滑りやすい場所や段差
2.蚊や虫よけの準備
3.文化財保護のマナー
4.雨季の道のりと服装に注意
5.小さなお子様連れ・高齢者の方への注意点
7.アンコール遺跡群との組み合わせ観光プラン
8.まとめ:ベンメリアはこんな人におすすめ!
1.ベンメリア遺跡とは?
ベンメリア遺跡は、カンボジア・シェムリアップ州にある12世紀中頃に建てられた巨大なヒンドゥー教寺院遺跡です。アンコール王朝を築いたスーリヤヴァルマン2世の時代に建てられたとされており、アンコールワットと同じ様式・構造を持つことから「東のアンコールワット」とも呼ばれています。現在では長い年月の中で崩壊が進み、建物の多くは崩れ落ちていますが、それが逆に独特の魅力となっています。石造りの遺跡に木の根が絡まり、まるで自然に飲み込まれた神殿のような姿は、訪れる人々を惹きつけてやみません。
・時代: 12世紀初頭 ・宗教: ヒンドゥー教と仏教の混合寺院 ・建設した王: スールヤヴァルマン2世 ・建築様式: 平地式 ・寺院形態: アンコール・ワット様式 |
2.まるでラピュタの世界!魅力ポイント3選
2.1 ジャングルに包まれた神秘の空間:
長い年月の間に自然に飲み込まれた遺跡は、建物のあちこちから大木の根が這いまわり、まるで遺跡と自然が一体になったような光景が広がります。太陽の光が木々の隙間から差し込む瞬間は、息をのむ美しさです。
2.2 崩れた石の中を探検気分で歩ける
ベンメリアは他の整備された遺跡と違い、「崩れたままの姿」をあえて残しています。倒れた石や壊れた回廊などを自分の足で歩いて進む感覚はまさに冒険!遺跡探検気分を味わいたい方にはピッタリの場所です。
2.3 写真映えスポットがたくさん!
どこを撮ってもまるで映画のワンシーンのよう。遺跡×自然のコントラストが美しく、SNS映えする写真を撮りたい方にもおすすめです。特に朝や夕方の柔らかい光の時間帯は、絶好の撮影タイムです。
3.ベンメリアへの行き方・アクセス方法
3.1 専用車・タクシーでのアクセス(おすすめ)
最も快適で一般的な移動手段は、専用車やタクシーのチャーターです。冷房付きの車で移動でき、途中で休憩や撮影スポットに立ち寄ることもできるため、特に暑さの厳しいカンボジア観光では安心して利用できます。
※当チームでは、日本語ガイド付き専用車ツアーをご用意しております。ベンメリア遺跡のみのプランはもちろん、他の人気遺跡との組み合わせも可能です。
3.2 現地ツアーに参加する方法
初めての方や詳しい解説を聞きたい方には、日本語ガイド付きの混載または貸切ツアーが人気です。遺跡の歴史や建築背景などを学びながら観光できるため、ただ見るだけではない「学びの旅」が楽しめます。
3.3トゥクトゥクやバイクでのアクセス
トゥクトゥクやバイクを使って個人で行くことも可能ですが、**距離が長く道路状況もあまり良くないため、あまりおすすめできません。**特に雨季はぬかるみや滑りやすい場所もあるため、安全面でも注意が必要です。
3.4 道中も旅の楽しみのひとつ
ベンメリアへ向かう途中には、美しい田園風景や素朴な村の暮らしが広がり、カンボジアの自然や人々の生活にふれることができます。途中でローカル市場に立ち寄ったり、のんびりと風景を楽しむのも旅の魅力のひとつです。
4. 観光のベストタイミングと服装のポイント
ベンメリア遺跡は、1年を通して観光が可能ですが、時期や時間帯によって快適さや景色の見え方が変わります。また、足場が不安定な場所も多いため、服装や靴にも注意が必要です。
観光のベストタイミング
一日の中でおすすめの時間帯
午前中(8:00〜10:30頃)が最もおすすめです。
気温が比較的涼しく、観光客も少なめなので、静かな雰囲気で遺跡を楽しめます。
夕方近く(15:00〜17:00頃)も柔らかい光の中で幻想的な景色を味わえます。
※正午前後は日差しが強く、気温が高くなるため避けたほうが無難です。
季節ごとの特徴
乾季(11月〜4月):晴天が多く、道も乾いていて観光に最適です。特に12〜2月はベストシーズン。
雨季(5月〜10月):緑が生い茂り、遺跡がより神秘的に見える時期。ただし滑りやすい場所が増えるので注意が必要です。
観光時の服装と持ち物のポイント
ベンメリア遺跡内は崩れた石や木の根が多く、足元が不安定な場所もあります。歩きやすさと安全を第一に考えた服装が重要です。
✅ おすすめの服装
・動きやすい軽装(Tシャツ+長ズボン)
・滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズ(サンダルはNG)
・日よけ用の帽子やサングラス
✅ 持っていくと便利なもの
日焼け止め、虫よけスプレー(特に雨季は蚊が多くなります)、飲み水(熱中症対策)、ハンドタオルやウェットティッシュ。
5. 入場料・所要時間・現地情報
5.1チケット料金や遺跡内の設備
ベンメリア遺跡はアンコールワットなどの主要遺跡とは少し異なる独立した遺跡ですが、2025年からはアンコールパスでも入場可能となりました。観光前にチケットの種類や現地情報をチェックしておきましょう。
2025年1月1日より、ベンメリア遺跡は以下のいずれかのチケットで入場できるようになりました。
▪ アンコールパス(共通券)1日券:US$37、3日券:US$62、7日券:US$72
※アンコールワットやバイヨン寺院など、シェムリアップ周辺の多くの遺跡も共通で入場可能です。
▪ 単独チケット(ベンメリアのみ)大人:US$10
※12歳以下:無料
※ベンメリア遺跡の入り口にチケット売り場があり、単独チケットとアンコールパスの両方を購入可能です。どちらを使うかは、ご旅行のスケジュールや訪問先に応じてお選びください。
5.2 所要時間の目安
遺跡内の観光所要時間は約1時間〜1時間30分程度が一般的です。
写真撮影を楽しみたい方や、ゆっくり見学したい方は2時間ほど確保しておくと安心です。
シェムリアップ市内からの移動(片道約1時間)を含め、半日でちょうどよいプランとなります。
現地の施設・設備
トイレ: 入り口付近にあり。簡易式で水が出ない場合もあるため、ウェットティッシュなどの携帯を推奨します。
売店: 軽食や飲み物の販売があります。
ガイド案内: 現地には説明看板が少ないため、日本語ガイド付きの観光が特におすすめです。遺跡の歴史や見どころを詳しく知ることができます。
写真撮影について
遺跡内の撮影は自由に行えます。崩れた遺跡やジャングルの中で幻想的な写真が撮れると評判です。ただし、倒壊した建物の上に登る行為は禁止されているためご注意ください。
朝や夕方など、柔らかい自然光の時間帯は特に美しい写真が撮れるチャンスです!
ドローンの使用には事前の許可が必要です。撮影希望の方は事前にお問い合わせください。
6. ベンメリア観光の注意点
6.1 滑りやすい場所や段差
ベンメリア遺跡は自然と一体化した美しい場所ですが、遺跡の保存状態や環境の特性から観光時にはいくつか注意すべきポイントがあります。安心して安全に観光を楽しむために以下の点を事前にご確認ください。
足元に注意!
ベンメリアは未修復の部分が多く残されている遺跡です。崩れた石、むき出しの根、傾いた階段など、足場が非常に不安定な箇所があります。特に雨上がりや湿った場所では滑りやすいため、以下の点にご注意ください。
・滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズを着用、
・小さなお子様や高齢の方は手を引いてあげるか、サポート役が必要、
・倒壊した建物の上に登るのは危険かつ禁止されている行為です。
6.2 虫対策・暑さ対策
ベンメリアは森の中にある遺跡のため、蚊や虫が多く発生します。特に雨季には注意が必要です。
虫よけスプレーや長袖・長ズボンでの防虫対策を忘れずに、
帽子・サングラス・水分補給など熱中症対策も万全に、
日差しの強い時間帯は、できるだけ日陰を選んで休憩しましょう。
6.3 文化財保護のマナー
遺跡はカンボジアの大切な文化財です。観光する際には以下のマナーを守りましょう。
石像や壁面への接触・落書きは禁止です。
ゴミは必ず持ち帰るか、指定のゴミ箱へ、
現地の僧侶や参拝者がいた場合は、敬意を持った行動を、
6.4雨季の道のりと服装に注意
雨季(5月〜10月)は道がぬかるみやすく、車でも滑りやすい箇所があります。遺跡内も滑りやすくなるため、動きやすく汚れても良い服装をおすすめします。
6.5 ご家族・シニア旅行の方へ
ベンメリアは階段や段差が多いため、ベビーカーの使用は難しいです。
小さなお子様には、足元を常に確認しながら進みましょう。
高齢の方には、ガイドやドライバーのサポート付きツアーが安心です。
7.アンコール遺跡群との組み合わせ観光プラン
ベンメリア遺跡は、シェムリアップ市内から約56km、車で約1時間の距離にあります。
また、2023年に開港した新シェムリアップ国際空港(SAI)からは約25km、車で約30分ほどでアクセス可能です。市内からトゥクトゥクで行くことも可能ですが、所要時間は約1時間半かかります。道路の状態や暑さを考えると、エアコン付きの車での移動をおすすめします。
半日観光にもぴったり!
市内のホテルを出発し、ベンメリア遺跡のみを訪れる場合は、約4時間で観光が可能です。
また、新空港から直接訪れることもでき、午前中にシェムリアップに到着される方には、**空港→ベンメリア→ホテル(または他の観光地)**というルートもご案内可能です。
反対に、最終日にホテルを出発し、ベンメリア観光の後に空港へ向かうというプランも対応しております。
※いずれの場合も、ご予約時にフライト時間をお知らせください。スケジュールを調整いたします。
おすすめ観光ルート
ベンメリア遺跡は、他の人気遺跡と組み合わせて観光するのがおすすめです。以下にいくつかのモデルコースをご紹介いたします。
★内容は下記のお好きなプランをクリックください!
B1 | ベンメリア遺跡だけの半日ツアー |
B2 | ベンメリア遺跡+コーケー遺跡の1日ツアー |
B3 | |
B4 | |
B5 | |
B6 | |
B7 | |
B8 | |
B9 | |
B10 | |
B11 |
アンコールワット(朝日付き)+アンコールトム(南大門、バイヨン寺院)+タプローム遺跡+ベンメリア遺跡+プレーループ遺跡1日ツアー |
B12 |
8.まとめ|ベンメリアはこんな人におすすめ!
ベンメリア遺跡は、整備されたアンコール・ワットとはひと味違い、自然と一体化した“手つかずの神秘”が残る場所です。次のような方には特におすすめのスポットです。
8.1自然と遺跡、両方を楽しみたい方
・ジャングルの中に眠る遺跡という、他では味わえない独特の世界観。
・自然と歴史が融合した、まさに“リアル・ラピュタ”な体験ができます。
8.2 人混みを避けて、静かに遺跡を楽しみたい方
アンコール・ワットなどの有名遺跡に比べて観光客が少なく、ゆっくりと静かに過ごせる穴場的スポットです。
8.3 フォトジェニックな場所を探している方
崩れかけた遺跡と生い茂る木々がつくり出す光景は、写真映え抜群!SNSで「いいね」が集まりやすいスポットです。
8.4遺跡を“探検気分”で楽しみたい方
・整備された観光地ではなく、冒険のような気分で歩けるのが魅力。
・遺跡探訪のワクワク感を味わいたい方にぴったりです。
・ベンメリア遺跡は、王道ルートとは違った魅力が満載です。
・観光日程に余裕がある方は、ぜひ旅のスパイスとして訪れてみてください!